セラミドクリームを上手に選ぼう!
エイジングケアの要といえば「保湿」。セラミドは、その保湿の重要な役割を担っている成分です。
中でも、セラミド配合の保湿クリームは、角質層の水分保持力やバリア機能を高め、お肌を健やかな状態に保ってくれます。
だから、セラミドクリームをスキンケアやエイジングケアに取り入れることは、いつまでも健やかで若々しい美肌づくりに役立ちます。
では、どのようなセラミドクリームを選べばより効果的なのでしょうか?
そこで、ナールスエイジングケアアカデミーの「おすすめのセラミドクリームとランキングに頼らない選び方」の記事を参考に、セラミド配合の保湿クリームの効果や選び方のポイントをご紹介します。
そもそも、セラミドのはたらきとは?
セラミドは、もともと私たちのお肌に存在する成分であり、化粧品成分としてもエイジングケアを考える上でも重要な成分です。
では、私たちが持っているセラミドはどこにあるのでしょうか?
皮膚は表皮・真皮・皮下脂肪からできているのですが、セラミドは表皮の1番外側の角質層という部分に含まれています。
角質層にはたくさんの角質細胞があり、その細胞と細胞の間には、角質細胞間脂質という物質がびっしりと詰まっています。
セラミドは、この角質層の角質細胞間脂質を構成する主成分。
角質細胞間脂質の50%以上を占めるといわれ、細胞と細胞をつなぐはたらきによって、お肌の保湿をサポートします。
このように、セラミドは表皮の角質層を構成する細胞間脂質の主成分として、健やかな角質層を形成するための重要な役割を担っています。
セラミドクリームの役割って?
まず、保湿クリームの役割としては、主に次の3つです。
お肌の水分を保持してバリア機能を守る
お肌に油分を与えて、水分の蒸散を防ぐ
お肌を柔軟に保つ
こってりとしたテクスチャーで、加齢によって低下しがちなお肌の油分を補い、なめらかさを保ちます。
お肌が乾燥する冬場だけでなく、スキンケアやエイジングケアの基本として年間を通して意識しておきたいのが保湿ケア。
そのための頼もしいアイテムが、保湿成分セラミドを配合したクリームです。
30代くらいまでは、きちんとした保湿ケアができていれば油分の補給は必要ありませんが、年齢とともに水分、油分が低下。
自分のお肌のセラミドの量も減ってしまうため、セラミド配合の保湿クリームで補うことが大切です。
セラミドクリームの選び方のポイント
セラミドクリームは、価格も安いものから高級ブランドまでさまざまあり、また、無添加化粧品がいいのか医薬部外品がいいのかなど、選び方に悩みますね。
ネットの人気ランキング上位や口コミで評判のセラミドクリームが、自分のお肌に合うとは限りませんし、クリームに配合されるセラミドの種類によっても得られる保湿効果が違ってきます。
そこで、セラミドについての基本的な知識を整理するとともに、セラミド配合のクリームを選ぶ際のポイントをわかりやすく説明します。
1)ヒト型セラミドが配合されているか?
セラミドの中でも、ヒト型セラミドは人のお肌にあるセラミドと同じ構造をしているため、浸透しやすく、高い保湿効果が期待できます。
また、低刺激のため、敏感肌の方も使えるというメリットがあります。
パッケージの全成分表示欄を確認し、ヒト型セラミドが配合された保湿クリームを選ぶようにしましょう。
成分表示では、「セラミド1」や「セラミドNP」などのように、セラミドの後に番号かアルファベットが表記されています。
ヒト型セラミドが複数、配合されているフェイスクリームが特にオススメです。
2)セラミドの配合量はどうか?
セラミドの効果を実感するには、配合されているセラミドの種類だけではなく、どのくらいの濃度で配合されているかという、配合量も重要です。
化粧品には、全成分表示が義務付けられ、配合量の多いものから順に記載されています。(1%以下は順不同)
成分表示だけでは正確な量は把握できませんが、セラミドが上の方に記載されている製品は、比較的多く配合されているという目安になります。
3)ほかの保湿成分は配合されているか?
セラミドクリームを選ぶ際は、セラミドに加えて「水溶性の保湿成分」が配合されたものを選びましょう。
保湿成分にはそれぞれ特徴があるため、複数の成分を取り入れることで、よりうるおい効果を実感できます。
中でも、「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」、「プロテオグリカン」などは、セラミドとは異なるタイプの保湿成分で、刺激もなくお肌へのなじみがよいので、セラミドとの相乗効果も期待できます。
4)エイジングケア化粧品成分が配合されているか?
セラミドはその保湿力では大きな期待が持てる成分ですが、エイジングケアには、抗酸化作用があったりコラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品成分が一緒に配合されているものが一層、オススメです。
抗酸化作用のある成分としては、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、フラーレン、アスタキサンチン、コエンザイムQ10、プラセンタなどです。
コラーゲンやエラスチンにアプローチする成分としては、ナールスゲンやネオダーミルです。
5)お肌への刺激は少ないか?
セラミドクリームは、乾燥したお肌に使用する場合が多いのではないでしょうか。
乾燥が進んだお肌は、少しの刺激にも弱く、化粧品によってはヒリヒリしたり、赤くなったりすることも。
お肌への刺激となるアルコール(エタノール)やPG、合成着色料、合成香料が不使用か、あるいは極力少ないものを選ぶようにしましょう。
防腐剤も刺激を与えますが、これが無添加である場合はほとんどありませんし、化粧品の清潔性や品質管理上は必要な成分です。
また、配合濃度は低く必要最小限なので、防腐剤無添加に過度にこだわる必要はありません。
6)1日あたりの経済性(コスパ)
セラミドクリームは、できれば長く使えることも大切です。その要素はセラミドクリームの価格、つまりお値段です。
ただ、ここでいうお値段は、単に価格のことではなくコストパフォーマンスです。基本的には、価格を容量で割れば、1g当たりのお値段がわかるのでそれをチェックしましょう。
もう1つは、テクスチャーで同じ1回あたりに必要な用量が異なることです。伸びのよいセラミドクリームなら同じ容量でも長く使えるので、1箱でどれくらいの期間が使えるかのほうが大切です。
7)お試し・初回価格などがあるか?
どんな化粧品もやはり試してみないと実際のところはわかりませんね。
セラミドクリームも同じです。
無料サンプル、トライアルキット、初回価格、あるいは返品保証・返金保証などの有無もチェックしてセラミドクリームを選びましょう。
まとめ
ナールスエイジングケアアカデミーの「おすすめのセラミドクリームとランキングに頼らない選び方」の記事を参考にして、セラミドについての基礎知識やセラミド配合保湿クリームの選び方のポイントをご紹介しました。
この記事をもとに、エイジングケアにとって大切な保湿アイテムとして、ご自身にあったセラミドクリームを選んでいただければ幸いです。