コラーゲンは正しく摂らないとダメ!
コラーゲンは、人のたんぱく質の70%を占めている重要な成分。
美肌にもアンチエイジングにも欠かせない成分です!
だから、意識してコラーゲンを摂っているという方も多いのではないでしょうか。
でも、正しい摂り方をしていないと、せっかくの栄養素がからだにもお肌にもデメリットになることをご存じでしょうか?
では、コラーゲンの正しい摂り方とはどういうものなのか?
ナールスエイジングケアアカデミーの「コラーゲンの正しい摂り方を知って美肌とアンチエイジング」の記事を参考に、食べ物やサプリメントなどからコラーゲンを正しく摂取する方法をご紹介します。
健康と美肌の維持に大切なコラーゲン
美肌と健康のために、毎日の摂取が欠かせないコラーゲン。なんと、もともと人の体重の6%もある成分です。
たとえば、50Kgの体重だと3Kgもあるのです。このコラーゲンは、18種のアミノ酸から構成されています。
そして、しわやほうれい線などのお肌の老化を予防する美肌成分としてだけでなく、皮膚、爪が丈夫になる、髪のハリやコシをつくる、軟骨や骨、じん帯や腱が丈夫になる、傷が治りやすくなるなど、お肌とからだにとって大きな役割を果たしています。
ただし、コラーゲンは加齢によって減少します。だからこそ、コラーゲンを増やすための食べ物やサプリメントで補うことも大切になってきます。
コラーゲンは質が大切ってほんと?
コラーゲンは、量よりも質が悪化することがもっと大きな問題だといわれています。
なぜなら、質の悪いコラーゲンが増えることで肌老化だけでなく健康を損なう原因になるからです。
コラーゲンの正しい摂り方の前に、コラーゲンの質が悪化する5つの原因を整理します。
1)毛細血管の老化
お肌の弾力が十分あるパーツでは毛細血管が太く高い密度で存在しています。そこでは毛細血管の周囲にコラーゲンが産生されます。しかし、加齢や良くない生活習慣を続けると毛細血管は細くなったコラーゲンの量や質が低下します。
2)紫外線ダメージによるコラーゲンの酸化
紫外線が活性酸素の原因であることはよく知られています。
そんな紫外線ダメージは、コラーゲンの質を悪化させます。
紫外線によるお肌の老化は、光老化と呼ばれ、お肌のしわやシミ、たるみの大きな原因となります。
3)糖質と結びつく糖化
糖とたんぱく質が結びつく現象は「メイラード反応」と呼ばれますが、最近では「糖化」と呼ばれることが多いようです。
コラーゲンはたんぱく質なので、からだの中の余った糖分がたんぱく質と結びつきます。それによって、老化物質 AGEs(Advanced Glycation End Products=最終糖化生成物)がつくられてしまいます。
その結果、コラーゲンの質が低下します。
4)カルバミル化
喫煙、大気汚染、加齢といった要因で体内に蓄積された尿素が分解されるときに、イソシアン酸というものが生成されます。
このイソシアン酸がコラーゲンなどの体内のたんぱく質と結合することで、たんぱく質を劣化させるという現象が起きます。
これを「カルバミル化」と呼びますが、コラーゲンの質が低下する原因の1つです。
5)カルボニル化
紫外線によって皮脂が酸化し、過酸化脂質ができてしまうことで、コラーゲンなどお肌のたんぱく質を黄色くくすませてしまいます。
これをカルボニル化と呼びます。
こうしたコラーゲンの質の低下を防ぐためには、コラーゲンを含む食べ物を摂ることやコラーゲンサプリメントを摂ることは良い方法です。
食べ物やサプリメントから摂るメリットとは?
コラーゲンを食べ物で摂るメリットとしては、毎日の食事の中で上手に組み合わせを考えれば良いので、サプリメントを摂るなど追加の費用がいらないことです。
コラーゲンはたんぱく質なので、豚バラ肉や牛すじ、砂肝、鮭や秋刀魚などの皮つきの魚など、普段食べている肉や魚にも含まれています。
一方で、デメリットとしては、コラーゲンは分子が大きいので消化吸収されにくく、からだに取り入れるためには分子の小さいサイズのコラーゲンペプチドになっていなくてはいけません。
食べたもののうち、コラーゲンペプチドとして血中に吸収されるのは20~30%で、残りはほかのたんぱく質と同じく70~80%はアミノ酸単体として吸収されます。
つまり、食べ物からコラーゲンを摂取するのは非効率なことがデメリットです。
サプリメントで使われているコラーゲンは、コラーゲンペプチドです。だから、血中への吸収が良いのが一番のメリットです。
つまり、効率的にコラーゲンを摂ることができるのです。
コラーゲンサプリを正しく摂取するポイント
サプリメントは魚由来のマリンコラーゲンを選ぶ
毎日の習慣にして継続摂取する
食べ物でもコラーゲンを増やす成分を補う
摂取するタイミングは就寝前
過度な摂取は控える
規則正しい生活習慣でコラーゲンを活性化する
また、コラーゲンを変性させないためには、紫外線対策がとても大切です。日焼け止めなどでしっかりと紫外線ダメージからからだやお肌を守りましょう。
まとめ
ナールスエイジングケアアカデミーの「コラーゲンの正しい摂り方を知って美肌とアンチエイジング」の記事を参考にして、コラーゲンを食べ物やサプリメントで摂取するメリットや正しい摂り方をご紹介しました。
この記事を参考に、エイジングケア化粧品を使うだけでなく、内側から上手にコラーゲンを摂取し、健やかなからだや美肌をキープしてくださいね。