唇に目立ってくるしわ!その原因は?

唇のしわの原因を知ってしっかりケアをしている女性の唇

年齢とともに唇にも縦のしわが目立ってきます。唇は、顔のなかでも見た目の印象を左右するパーツなので、しわが目立つと老けて見えてしまうし、メイクも映えませんよね。

そこで今回は、唇の特徴と唇のしわの原因をご紹介します。

唇の特徴

唇は、顔の肌と違い、粘膜に近い性質があり、角質層が数層程度で顔の肌よりもとても薄くなっています。ターンオーバーがとても早く、皮脂腺や汗腺がないので皮脂膜ができません。また、メラノサイトもありません。この特徴から、唇は顔の肌と比べて、ターンオーバーが早いので回復は早いですが、角質細胞間脂質が少なく刺激には弱いことから、乾燥肌、敏感肌にもなりやすいのです。また、表皮を保湿する力やバリア機能が低く、メラニンができないので紫外線ダメージに弱いのです。さらに、加齢による真皮は衰え、コラーゲンやエラスチンも減ってしまいます。

唇のしわの原因

唇のしわの原因には、まず老化が挙げられます。加齢により、ハリや弾力、ツヤのなくなった唇は、シワができやすくなります。さらに老化が進行すると深い縦ジワとなり、血行が悪くなり、唇の血色が損なわれることで、シワも目立ちやすくなる傾向にあります。

つぎに、乾燥です。唇は、皮脂膜ができず、刺激にも弱いので、乾燥しやすい部分です。空気の乾燥にも敏感なので、湿度が低く、外気が乾燥している冬は特に荒れやすくなります。室内でも、暖房器具の使用によって湿度が低下し、唇が乾燥してしまうこともあるので注意しましょう。

そして、紫外線のダメージも原因になります。肌は、紫外線などの刺激を受けるとメラニンをつくり、肌を守りますが、唇は、肌に比べてメラニンが少ないため、紫外線からのダメージをダイレクトに受けてしまうのです。

さらに、タバコも原因です。喫煙することで、血管が収縮し、一酸化酸素が発生するため、肌細胞への必要な酸素が不足してしまいます。また、女性ホルモンの分泌や体温、代謝も低下してしまい、ターンオーバーが乱れがちになって、唇にも乾燥が生じます。

また、唇を舐めるクセも原因にあげられます。唇をなめると、唇の表面についた水分が蒸発するときに、本来持っている水分まで奪ってしまいます。そのため、舐めれば舐めるほど乾燥してしまうのです。

食生活では、辛い食べ物や塩分の多い食べ物をとりすぎると、唇が荒れやすくなるので、気をつけましょう。栄養バランスの悪い食事を続けることも、からだ全体が不健康になり老けやすくなる原因となります。水分不足も唇の乾燥を引き起こし、しわを生み出す原因です。ほかにも、ストレスで肌荒れになるように、唇も荒れます。また、睡眠不足や運動不足でからだの血行が滞りがちになり、体内に十分な栄養が届かないことも唇にしわを生む要因となります。

まとめ

唇は、ほかの皮膚よりも刺激に弱く、デリケートなパーツです。そのため、乾燥しやすく老化のスピードも速いのです。だから、唇にしわができる原因を知り、顔のスキンケアやエイジングケアと同じように、唇もエイジングケアを心がけることが大切です。

Related Post